クラクションをむやみに鳴らすんじゃないよ!

2020年4月6日雑記

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クラクションの音が苦手だ

私は聴覚過敏気味で、どうにも強い音が苦手です。正確には、予期せず強い音を聞くと身体に不快な感じが長く残るのです。矛盾しているようですが、大きな音で音楽を聴くのは問題ありません。(あまりにも音が大きすぎるライブ演奏とかはそれはそれで苦手)あくまで、予期せず、いきなり、大きな音が聞こえると強い不快感を覚えるわけです。

そういう私にとっての不快な音の筆頭が車のクラクションなわけです。別にクラクションを自分に対して「鳴らされる」のが嫌なわけではありません(もちろんそれも嫌だけど)。道を歩いていて、私とは関係のないところで鳴らされているクラクションが聞こえたり、極端な話、家の中にいても、家の前の道を走る車が鳴らすクラクションが聞こえたりするのが不快なわけです。

ただ不快なだけならまだ諦めがつきますが、気になるのはそれらのクラクションがほとんどの場合違法に使用されているであろうということです。

法律では

ここで、クラクション(警音器)の使用方法について書かれている道路交通法第五十四条を見てみましょう。

第五十四条 車両等(自転車以外の軽車両を除く。以下この条において同じ。)の運転者は、次の各号に掲げる場合においては、警音器を鳴らさなければならない。
一 左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上で道路標識等により指定された場所を通行しようとするとき。
二 山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区間における左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするとき。
2 車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。

道路交通法より。2020年4月6日アクセス)

第1項では警音器を鳴らさなければいけない場合について規定されています。一号と二号がありますが、要は「警笛鳴らせ」の標識がある場所ではクラクションを鳴らせ鳴らせと言っているわけです。

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「警笛鳴らせ」の道路標識

続く第2項では「法令の規定(第1項のこと)により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない」と書かれていまいす。つまり、クラクションは基本的には鳴らしてはいけないものなんですね。その後のただし書きで、「危険を防止するためやむを得ないときは、この限りではない」と言っています。危機回避のためなら許されるということです。
この道路交通法第五十四条を要約すると「警笛鳴らせの標識があるところではクラクション鳴らせよ~。それ以外の場合は原則的に鳴らしちゃダメよ。でも危険防止のためなら鳴らしてもOKやで」という感じです。

 そのクラクション、「危険を防止するためやむを得ない」ものですか?

私は法学部の学生ではなく、ましてや法律の専門家でもありません。なのであくまで素人の解釈ですが、上記の法律を照らし合わせて考えてみると、世で鳴らされているクラクションのほとんどは違法な使用法のものである気がします。

クラクションを使わないと避けられない危険って何でしょうか。前にいる車が急にバックしてきたとか、隣の車線を走っていた車が幅寄せをしてきたとかの状況が考えられます。そういう場合はまぁ仕方ないでしょう。

でもクラクションが鳴らされるのって、そんな差し迫った状況ばかりではないですよね。私が最近目撃した例でいうと、道路に出ようとしている車に対して、その道路を走っていた別の車が「俺が優先だ」とばかりにプップーとクラクションを鳴らして自車の存在を知らせていました。これの何がダメかって言うと、クラクションを鳴らさなくても普通にブレーキ踏んで減速なり停車なりすれば危険を避けられることだからです。もちろん道路を走っている車が優先なのは間違いありません。でも自車の進路を妨げようとする車に抗議するためクラクションを使うのは、「危険を防止するためやむを得ない」とは言えませんよね。クラクションを鳴らす余裕があるんならブレーキ踏めばいい話です。

他にも、前の車がなかなか発進しないためにクラクションを鳴らして急かすということも珍しくない気がします。鳴らしたくなる気持ちは分かります。でもこれも「危険を防止するためやむを得ない」とは言えません。

ぶっちゃけた話、「危険を防止するためやむを得ない」ためにクラクションを使わざるを得ないような状況って殆どないと思うんですよ。

クラクションは何故「原則使用禁止」されているのか

別に私に限らず、クラクションの音を不快に感じる人は少なくないと思います。あの音は人の神経を逆撫でするものだと思います。その結果煽り運転等の無用の諍いの原因にもなりかねません。だから無制限に使用することを法律は禁じているんだと思います。

それから、単純に騒音としてうるさいですよね。前述のように、時には家の中にいてもクラクションの音は聞こえてきます。近隣住民の迷惑になるわけです。音というのは全方位に拡散してしまうものなので、クラクションを聞く必要のない人の耳にまでその音が届いてしまうのです。

とにかく、クラクションの音を聞きたくない

いくらクラクションは原則的に使用を禁じられていると私が書いたところで、世の中のクラクションが減るわけではないでしょう。でも、やっぱり聴覚過敏の私にとってそれは不快なものだし、全てのドライバーが法令を遵守すれば殆ど聞くことのなくなるものだということは主張したい。いわば不埒なドライバーの不法行為によって私は不快な目にあっているのです。

むやみやたらにクラクションを鳴らすドライバーはほんの一握りなんだと思います。でも、そういう一部の人間のせいで不快を強いられているのはやっぱり納得できないですね。